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トコジラミのフンの掃除前に見て!黒い点の位置が潜伏場所を教える理由 

2026/9/20

  • トコジラミ駆除

トコジラミのフンの掃除前に見て!黒い点の位置が潜伏場所を教える理由 

布団やベッドの縫い目に黒い点を見つけたら、トコジラミのフンを疑って拭き取る前にその位置を控えておいてください。
血糞は潜伏する場所の入口によくあり、トコジラミがどこに潜んでいるかを指す手がかりになるからです。

この記事では、「その黒い点はトコジラミのフンなのか」「なぜフンは潜伏場所の入口に集まるのか」といった点を、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会が解説していきます。
自宅で見つけた場合と、宿泊先などで見つけた場合で、次に取る行動がどう変わるかもあわせて整理します。

フンのような黒い点を見つけたら、掃除する前にやること

トコジラミのフンを見つけたときに最初にやることは、掃除ではなく、点がどこにあったかを写真か図で残しておくことです。

  1. 拭かない、洗わない、掃除機をかけない

  2. 点がどこにあるかを撮影して残す

  3. 点が広がっている範囲を目で追って確かめる

トコジラミの糞を見つけたら最初にやること

理由は2つあります。
1つは、痕跡を消すとトコジラミが潜んでいる場所を指す情報が同時に消えるからです。フンは虫が出入りしている場所のそばに残ります。掃除で見た目が戻っても、虫はその奥にいるままなんです。

もう1つは、点の位置そのものが「これは何のフンか」を判断する材料になるからです。
ゴキブリのフンが台所や浴室まわりに集まりやすいのに対して、トコジラミのフンは人が眠る場所の近くに残ります。
どこにあったかを覚えていないと、この判断ができなくなります。

「もう水拭きしてしまった」という方は、まだ拭いていない別箇所を確認してみてください。壁ぎわ、家具の裏、カーテンの折り返しなど、目に入りにくい場所ほど、痕跡はそのまま残っています。

ここまで読んで、「自分では判断がつきそうにない」と感じた方は、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会にご相談ください。当協会は、審査に通過した優良な駆除会社のみが加盟している団体であり、お住まいの地域に適した業者をご案内できます。まずはお気軽にご相談ください。

その黒い点はトコジラミのフンか、別のものか

トコジラミのフンかどうかを分けるのは、点の色や大きさもポイントですが、その点がどこにあるかと、水で濡らしたときに赤褐色がにじむかどうかの2点です。
大きさだけで見分けようとすると、迷うことになります。

洗っても落ちない黒い点と、簡単に取れる黒い粒

布の繊維に染み込んで洗濯でも落ちにくいのがトコジラミのフンで、粘着テープでころりと取れる乾いた粒は別の虫のフンである可能性が高くなります。

トコジラミのフンは「血糞(けっぷん)」とも呼ばれ、血糞とは、トコジラミが吸った血のうち、水分を中心に排出されたものです。
別の虫とこのような違いが生まれる理由としては、フンが体から出てくるときの状態が違うからです。

トコジラミの糞の特徴

トコジラミは、吸った血の水分の大部分を糞(血糞)として排出すると言われていて、血糞は、水気を含んだ状態で出てくるというわけです。
布や木材に落ちれば繊維の奥まで入り込み、乾いたあとは色だけがそこに残ります。
出典:愛知県「トコジラミについて」

洗濯機を回しても薄くならなかった、漂白剤を入れても変わらなかった、といった事象に心当たりがある場合、それは汚れが落ちていないのではなく、繊維の内側で色が定着している状態です。
反対に、掃除機やコロコロで難なく回収できた黒い粒は、表面に載っているだけの乾いたフンである確率が高いです。

ゴキブリ・ネズミ・カビと見分けるときに見る場所

トコジラミのフンとゴキブリやネズミのフンを見分ける際は、「どこにあったか」も判断材料の一つです。

トコジラミは通常、人が眠る場所の近くに潜みますが、壁や家具の隙間など、離れた場所まで広がることもあります。

正体の候補

見つかりやすい場所

濡らしたときの変化

トコジラミのフン

布団や枕の縫い目、畳のへり、カーテンの折り目、家具の隙間

赤褐色がにじむ

ゴキブリのフン

台所、浴室、冷蔵庫の下など水まわり

色は変わらない

ネズミのフン

天井裏や壁ぎわの通り道

色は変わらない。粒が大きく細長い

カビ

湿気のたまる壁面や押し入れ

黒や緑のまま面で広がる

トコジラミが潜むのは、狭くて暗い隙間で、畳の裏・カーテンの折り目・布団や枕の縫い目のような、めくらなければ目に入らない場所ばかりです。

トコジラミが潜む場所と見つかるサイン

そうした場所には、血糞(黒いゴマのようなもの)や卵、死骸等が見つかるようになります。血糞の近くに卵の殻や脱皮殻が一緒に見つかれば、トコジラミがいる可能性は高まります。ただ、見た目だけで断定せず、虫体を見つけた場合は専門家に確認してもらいましょう。
参考情報:横浜市「トコジラミについて」

では、なぜフンは決まって同じような場所に残るのか。その点を詳しく解説してきます。

なぜトコジラミのフンは潜伏場所の入口に集まるのか?

トコジラミが血を吸うと体が膨らみ、もとの隙間の奥まで戻れなくなるため、フンは潜伏場所の入口付近に残ります。 吸う量が、そもそも多いんです。

トコジラミは体重の3~6倍もの血液を摂取するとされており、吸ったあとの体は、入る前とは別物の太さです。

そうすると、太くなって狭い隙間から奥の方へ侵入できず、その入口附近でその水分の大部分を糞(血糞)として排出するという流れです。

この2つが意味するのは、フンの位置が虫の体の太さと隙間の幅で決まっているということです。

点があるところの、その奥に探すべき場所になります。

このため、血糞は出入口付近に多く見られることがあります。

ただし、吸血中に寝具などへ残ることもあるため、点の位置は潜伏場所を探す手がかりの一つです。
また、成虫は1日に1~5個の卵を2か月以上にわたって産み続け、その合計は200~500個に達し、日に日に増えていくことも多々あります。

被害状況によって、次に確認する場所は変わる

点が寝具まわりだけにとどまっているのか、それとも部屋の壁や家具にまで広がっているのかで、次に見る場所と取るべき手は変わります。

寝具の縫い目だけに点が集まっている場合

点が寝具の縫い目だけに収まっているなら、被害はまだベッド周辺にとどまっている可能性があります。
次に見てほしいのは、マットレスの裏面、ベッドフレームの継ぎ目、すのこや床板の隙間の3か所です。

いずれも普段はめくらない場所で、上から見えている点よりも密度の濃い痕跡が残っていることがあります。 

このとき気をつけたいのが、寝具の運び方です。

マットレスやシーツには虫や幼虫が隠れていることがあり、無包装で廊下を歩けば、他の部屋に被害を広げてしまうおそれがあります。動かす必要がある場合は、破れのない大きな袋や密閉できる容器に入れ、部屋の中で口を閉じてから運び出してください。

壁ぎわや家具の裏にも点が広がっている場合

フンの点が寝具から離れた壁ぎわや家具の裏に点があるなら、トコジラミはすでに部屋の中で移動範囲を広げています。

トコジラミ自体が壁の隙間や天井裏を歩行して移動することもあり、この段階になると、見つけた点の周りだけを処理しても追いつきません。

もし集合住宅にお住まいなら、もうひとつ確認したいことがあります。

隣室や上下階でも同じような相談が出ていないか、管理会社に聞いてみてください。壁の内側を通って部屋をまたぐ以上、自室だけで完結しない問題になっている場合があるんです。

宿泊先や中古品・フリマの荷物で見つけた場合

宿泊先や中古品で点を見つけたときにまずやることは、その荷物を自宅の床や寝室に持ち込まないことです。

以下の対応もしてください。

  • 荷物を床などに直接置かないこと

  • 衣類はハンガーにかけて壁面に触れさせないこと

宿泊先、中古品、フリマの荷物で「点」を見つけたら?

中古家具やレンタル家具についても、購入の際に生息の痕跡がないか調べるよう促しています。

すでに持ち帰ってしまった場合でも、寝室へ持ち込まないことが大切です。

衣類や小物は玄関など寝室以外の硬い床で、密閉袋に入れたまま洗濯・乾燥へ回します。ベランダを含め、無包装のまま中身を広げないようにしてください。

ちなみに、トコジラミ対策方法として挙げられる外に干して日光に当てる方法には限界があります。

トコジラミを熱で処理するには、虫や卵がいる場所そのものが「60℃で10分以上」に達することが条件です。

天日に当てるだけでは、布団の内側などにこの温度が保たれるとは限りません。

宿泊施設で見つけた黒い点は、誰が対処する義務を負うのか?

宿泊施設でのトコジラミ防除は、宿泊者の自衛ではなく、営業者が法令にもとづいて講じるべき措置と位置づけられています。
根拠になるのは、法律の条文です。

愛知県が公表しているトコジラミ対策のページでは、トコジラミが「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則」の「第4条の4に規定する防除の対象」であるとしています。

義務の重さを決めるのは、建物の規模で、延べ床面積3,000平方メートル以上の旅館は特定建築物にあたり、日常清掃と6月以内ごとに1回の大掃除に加えて、トコジラミの防除を行う必要があるとされています。

それより小さな宿である場合も、特定建築物に該当しない場合であっても、多数の人が使う旅館業の施設であれば同様の措置を講ずるよう努めなければならないとされています。
加えて、旅館業法第4条第1項により、営業者は宿泊者の衛生に必要な措置を講じる立場にあります。
参考:愛知県「トコジラミについて」

ここまでの内容を踏まえると、宿泊先で血糞を見つけてフロントへ伝えるのは、クレームではありません。
伝えるときは、点の写真と見つけた場所を添えてください。

「マットレスの縫い目に黒い点が並んでいた」と具体的に話すと、丁寧に対応してもらえるはずです。

トコジラミのフンに関するよくある質問

Q. トコジラミのフンを素手で触ってしまいました。病気がうつることはありますか?
A. 感染症については、感染症を媒介するという事例はこれまで報告されていません。触れた手はせっけんで洗い、そのままほかの部屋の物に触れないようにしてください。

Q. トコジラミのフンを水拭きしてしまいました。手遅れですか?
A. 手遅れではありません。拭き取れたのは、おそらく目についた一部だけである可能性もあります。家具の裏や壁ぎわ、カーテンの折り返しには、手つかずの痕跡が残っています。次に見つけた点は消さずに、位置を控えるところから始めてください。

Q. トコジラミのフンが付いた布団やシーツは、捨てるしかないのでしょうか?
A. 捨てる前に、熱で処理するという選択肢を検討してください。トコジラミを熱で処理する際は、虫や卵がいる場所そのものが「60℃で10分以上」に達することが条件です。布団や家具の内部・隙間までこの条件を満たせたかは家庭では確認しにくいため、被害の範囲が広い場合は業者に相談してから判断するほうが確実です。

Q. トコジラミは市役所に相談すれば駆除してくれますか?
A. 相談は自治体の窓口が受け付けていますが、駆除の作業まで行うとは限りません。むしろ、行わないと明記している自治体があります。愛知県や大阪市などは駆除は行わないと名言しています。ほとんどの自治体が同じスタンスで駆除は受け付けていないので、駆除会社に相談すようにしてください。

まとめ

布団やベッドまわりで見つけた黒い点は、トコジラミがどこに潜んでいるかを指し示す目印です。
フンがきっかけでトコジラミが家に住み着いていることに気づくパターンも多くありますので、この記事で解説してきた内容を参考に対応していってください。

一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会は、トコジラミ駆除の強い業者が複数所属していますので、お困りの場合は当協会までお気軽にご相談ください。

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