2026/2/21
害鳥駆除
ムクドリ駆除
ムクドリの巣の撤去費用はいくら?適正相場を徹底解説

本記事では、「ムクドリの巣の撤去費用の相場と内訳」から放置することのリスク、法律上の注意点まで、ムクドリ駆除を含めて数多くの害鳥駆除にあたってきた、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会が解説していきます。
ムクドリの巣の撤去費用の相場はいくら?
まず、気になる費用相場についてですが、ムクドリの巣の撤去費用は、1万〜3万円程度が一般的な相場です。
巣の場所が手の届く範囲にあり、被害が軽度であれば1万円以内で済むこともありますが、高所作業やダニの消毒まで含めると費用は大きく上がります。

イタチやコウモリの駆除費用(5万〜30万円)と比べると比較的安価ですが、放置して被害が拡大すると結果的に高額になるという点は同じなんです。
ムクドリ被害に悩まされている方に知っておいていただきたいのが、ムクドリの巣を放置すると、トリサシダニという吸血性のダニが大量発生して室内にまで侵入し、家族全員が激しいかゆみに悩まされるケースがあるという点です。
出典:公益社団法人東京都ペストコントロール協会「屋内のダニ」
そのため、ある程度費用がかかっても、プロの駆除会社に依頼して素早く撤去・駆除してしまった法が、健康の観点では望ましいといえます。
ムクドリの巣の撤去費用の内訳
これから見積もりを取得しようとしている方向けにお伝えすると、ムクドリの巣の撤去費用は、おおまかに以下の作業項目に分かれています。
巣の撤去・清掃:4,500〜5,500円(1㎡あたり)
消毒作業(ダニ・雑菌の除去):500〜1,000円(1㎡あたり)
侵入口の封鎖:1,500〜2,500円(1箇所あたり)
高所作業費:3m以上で5,000円〜、5m以上で10,000円〜
点検口の新設(天井裏にアクセスできない場合):12,000〜14,000円

ここで注意したいのは、「巣を取り除くだけ」では不十分だということです。巣材の中にはトリサシダニが大量に潜んでいるため、撤去後の消毒まで行わないと室内にダニが広がるリスクが残ります。見積もり段階で「撤去・清掃・消毒・封鎖」のすべてが含まれているか、必ず確認しましょう。
ムクドリの巣の撤去費用が高くなる4つのケース
同じムクドリの巣の撤去でも、以下のケースでは費用が大幅に上がることがあります。
高所作業が必要な場合:屋根の上や3階以上の戸袋など、足場の設置やはしご車が必要になると追加費用が発生する
複数箇所に営巣されている場合:戸袋・換気口・屋根瓦下など、2箇所以上に巣がある場合は作業量が倍増する
巣を長期間放置してダニ・糞害が広範囲に及んでいる場合:天井裏全面の消毒や清掃が必要になり、費用が10万円を超えることもある
卵やヒナがいて捕獲許可の申請が必要な場合:自治体への許可申請手続きの代行費用が加算される
他の害獣や害虫の被害と同じく、放置するほど費用は膨れ上がるのが現実なんです。「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにしている間にも、ダニは繁殖し続けています。
もしも、ムクドリの巣を撤去するための適正費用がわからない、相見積もりをとるのが面倒という場合は、当協会までご相談ください。各エリアの優良業者のみが属している協会が、適切な業者をご紹介いたします。
なぜムクドリの巣を放置してはいけないのか?
ムクドリの巣を放置すると、トリサシダニの大量発生・糞による感染症・建材の腐食といった深刻な二次被害が発生します。「鳥の巣くらい」と軽く考えがちですが、実際には住む人の健康に直接影響を及ぼす問題なんです。

トリサシダニによる健康被害
ムクドリの巣にはトリサシダニという吸血性のダニが寄生しています。普段は鳥の血を吸って生きていますが、ヒナが巣立つ5〜7月にかけて、エサとなる鳥がいなくなったダニが室内に侵入し、人を刺すようになるんです。
トリサシダニに刺されると、じんましんのように激しいかゆみが長期間続き、ひどい場合はアレルギー性の皮膚炎や呼吸器症状を引き起こすこともあります。イエダニやツメダニなど他のダニと比較しても、トリサシダニの被害は特に激しいとされています。
「巣立ちが終わったから、もう問題ないだろう」と思いがちですが、巣を撤去しない限りダニは巣材の中で生き続け、室内への侵入は止まらないということを理解しておいてください。
糞害と感染症リスク
ムクドリの糞にはオウム病やクリプトコックス症の原因となる病原菌が含まれている可能性があります。糞が乾燥して粉塵となり、それを吸い込むことで感染するリスクがあるんです。
また、ムクドリは群れで行動する習性があり、夏のねぐら形成期(6〜10月)には数百〜数千羽が集まることもあります。群れの鳴き声は80〜90デシベルに達し、これは交通量の多い道路沿いの騒音に匹敵するレベルです。
農林水産省の鳥獣害防止対策マニュアルによると、ムクドリによる農作物被害のうち果樹への被害は被害量ベースで86%を占めており、サクランボ・もも・ぶどうなどが特に食害を受けています。
出典:農林水産省「鳥獣害防止対策マニュアル ムクドリ」
加えて、農作物だけでなく住宅への被害も深刻で、農林水産省の発表によると令和5年度の野生鳥獣による全国の農作物被害額は約164億円に達しています。
出典:農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和5年度)」
ムクドリの巣の撤去は自分でできる?法律上の注意点
ムクドリの巣は、卵やヒナがいない「空の巣」であれば許可なく自分で撤去できます。ただし、卵やヒナがいる状態で無許可で撤去すると鳥獣保護管理法違反となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
出典:e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
「巣があるから撤去してしまおう」と安易に行動すると法律に触れるリスクがあるため、まずは巣の中に卵やヒナがいないかを確認することが最優先なんです。 卵やヒナがいる場合でも、自治体に「有害鳥獣捕獲許可」を申請すれば撤去が認められます。
出典:環境省「捕獲許可制度の概要」

自力で撤去する場合の手順と注意点
空の巣であれば自力での撤去も可能ですが、以下の手順と注意点を守ってください。
巣の中に卵・ヒナがいないことを確認する(繁殖期の3〜7月は特に注意)
防護装備を整える(マスク・ゴーグル・ゴム手袋は必須。トリサシダニや糞の粉塵から身を守る)
巣材と糞をすべて除去し、ビニール袋に密封して処分する
撤去後の場所を消毒用エタノールやダニ用殺虫剤で処理する
侵入口を金網やパテで封鎖し、再営巣を防ぐ
ただし、蜂の巣の駆除と同様に、高所での作業には転落のリスクが伴います。2階以上の戸袋や屋根裏の巣は、無理に自分で対処しようとせず、専門業者に依頼するのが安全です。
プロのムクドリ駆除業者に依頼すべきケース
以下のようなケースでは、自力での対処は難しいと考えてください。プロのムクドリ駆除業者に依頼するのがベターです。
巣が高所(2階以上の戸袋、屋根瓦の下、ソーラーパネルの裏など)にある
卵やヒナがいるため、捕獲許可の申請が必要
トリサシダニがすでに室内に侵入し、家族がダニ被害を受けている
天井裏に巣があり、アクセスが困難
なので、ムクドリの巣の撤去で困っている方は、まずは専門業者に無料調査を依頼して、巣の状態と被害範囲を正確に把握してもらうのが確実です。業者であれば必要に応じて捕獲許可の申請代行も行ってくれます。
ムクドリの巣の撤去業者を選ぶポイントは?
ムクドリの巣の撤去業者を選ぶ際は、現地調査無料・見積もり内訳明示・施工後保証の3点を確認することが重要です。
国民生活センターによると、害虫・害獣駆除に関する相談件数は2023年度に前年比約1.5倍に増加しており、「ネットの格安料金と実際の請求額がかけ離れている」というトラブルが多発しています。
鳥の巣の撤去は比較的安価な作業ですが、それでも「数千円〜」という格安広告で集客し、現地で高額を請求するパターンは存在するんです。
見積もり比較のチェックリスト
以下のポイントを確認するだけで、悪徳業者に引っかかるリスクを大きく下げられます。
現地調査と見積もりが無料かどうか
見積書に作業内容(撤去・清掃・消毒・封鎖)ごとの金額が明記されているか
追加費用の発生条件が事前に説明されているか
相見積もりを嫌がらないか(2〜3社の比較が基本)
施工後の保証期間が設定されているか
会社の所在地や許認可番号が確認できるか
「鳥の巣の撤去くらいで何社も比較するのは面倒だな…」と感じるかもしれませんが、1社だけの見積もりで即決するのが最もリスクの高い行動です。複数社からの見積もり比較が面倒な方は、当協会にお気軽にお問い合わせください。
ムクドリの巣の撤去に関するよくある質問
Q. ムクドリの巣を撤去するのに最適な時期はいつですか?
A. 営巣前の2〜3月か、ヒナが巣立った後の8月以降が最適です。ムクドリの繁殖期は3〜7月で、この時期は卵やヒナがいる可能性が高く、無許可での撤去は鳥獣保護管理法違反になります。巣立ちまでの期間は産卵から約5週間(孵化2週間+巣立ち3週間)が目安です。
Q. ムクドリの巣の撤去について市役所に相談できますか?
A. 多くの自治体では、鳥の巣に関する相談を環境課や農林課で受け付けています。卵やヒナがいる場合の捕獲許可申請もこれらの窓口で対応してもらえます。ただし、実際の撤去作業は自治体では行わないケースがほとんどで、民間の専門業者を紹介される場合が多いです。
Q. 巣を撤去した後の再営巣防止策は?
A. 侵入口を金網やパテで物理的に封鎖するのが最も確実な方法です。特に戸袋は定期的に雨戸を開閉して隙間を作らないことが有効です。換気口には防鳥ネットの取り付けも効果的です。ムクドリは一度巣を作った場所に戻ってくる習性があるため、撤去後の侵入口封鎖が再発防止のカギとなります。
Q. ムクドリの巣は縁起がいいと聞きましたが本当ですか?
A. 古くから「鳥が巣を作る家は繁栄する」という言い伝えはありますが、実際にはトリサシダニや糞害による健康被害のリスクの方がはるかに深刻です。縁起を気にして放置した結果、家族がダニ被害に苦しむケースもありますので、撤去すべきかどうかは現実的なリスクで判断してみてください。
Q. 賃貸住宅の場合、巣の撤去費用は誰が負担しますか?
A. 建物の構造に起因するムクドリの営巣であれば、一般的には貸主(大家・管理会社)の負担となるケースが多いとされています。まずは管理会社に被害状況を報告し、対応を依頼してください。対応が遅い場合は、消費者ホットライン(188)に相談するのも有効です。
まとめ
ムクドリの巣の撤去費用は1万〜3万円が一般的な相場で、高所作業やダニの消毒が必要な場合は10万円を超えることもあります。
「鳥の巣くらい放っておいても大丈夫だろう」と考えがちですが、放置するとトリサシダニの大量発生や糞による感染症リスクなど、住む人の健康に直結する二次被害が広がります。
巣の撤去は、卵やヒナがいなければ自分でも可能ですが、高所作業やダニが広がっているケースでは無理をせず専門業者に依頼するのが確実です。
少しでも「戸袋や天井裏に鳥の巣がありそう」と感じたら、被害が拡大する前に専門業者の無料調査を活用してみてください。当協会にもムクドリ駆除の専門担当がおりますので、まずは無料電話相談から状況をお聞かせください。
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