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カラス駆除は市役所に頼める?行政の対応範囲と正しい依頼先を専門家が解説  

2026/7/24

  • カラス駆除

カラス駆除は市役所に頼める?行政の対応範囲と正しい依頼先を専門家が解説  

「カラスの駆除は、市役所に電話すれば駆除してくれるのか?」という質問を受けることが多々あります。

そこで、この記事では、「市役所は結局どこまでやってくれるのか」「ケース別に誰へ相談すべきか」「専門業者に頼む場合の費用相場」などを、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会が解説していきます。

カラス駆除は市役所に頼めるの?まず知るべき結論

結論から申し上げると、市役所は私有地のカラス駆除や巣の撤去を代行してくれません。

カラス駆除は市役所に頼めるの?

カラスが鳥獣保護管理法で守られていること、そして私有地の被害はその土地の所有者が対応するのが原則であること、この2つが理由です。

 「税金を払っているのだから、行政が何とかしてくれてもいいのに」と感じる方もいると思いますが、市役所の役割は駆除の実働部隊ではなく、相談窓口・情報提供・許可申請の受付・対策グッズの貸与といったサポートに位置づけられているんです。

カラス被害で市役所が「してくれること」と「してくれないこと」

市役所がしてくれるのは相談対応や情報・道具の提供で、実際の駆除作業や費用負担はしてくれません。この境界線を押さえておきましょう。

市役所がしてくれることとしてくれないこと
  • 役所がしてくれること:被害相談の受付、カラスの生態・対策方法の案内、ゴミ集積所への防鳥ネットの無償貸与、有害鳥獣捕獲の許可申請の受付、地域によっては業者の紹介

  • 役所がしてくれないこと:私有地に作られた巣の撤去作業、カラスの捕獲・駆除の代行、駆除にかかる費用の負担

【ケース別】あなたのカラス被害、市役所は動く?動かない?

市役所が動いてくれるかどうかは、被害が起きている「場所」で決まります。市役所が支援するのは主にゴミ集積所などの公共に関わる被害で、電柱の巣は電力会社、自宅敷地内の巣は所有者本人が対応するのが原則です。 

あなたのカラス被害。市役所は動く?動かない?

「市役所か、業者か」の二択で考えてしまいがちですが、実際には被害の場所ごとに対応すべき責任者が違います。自分のケースがどれに当たるか、次の3つで確認してみてください。

ケース1:ゴミ集積所・公園など公共の場所

町内会やマンションで共用するゴミ集積所の被害は、市役所が最も支援に積極的な領域です。多くの自治体が、ゴミの散乱を防ぐための防鳥ネットを無償で貸し出しています。 たとえば京都市はカラスネットの無償貸与を行っており、東京都北区や千葉市なども、集積所を管理する自治会や管理組合に防鳥ネットを貸し出しています

出典:京都市「カラスネットの無償貸出について」

出典:東京都北区「ごみ集積所のカラス対策(防鳥用ネットの貸与)」

行政も「生ゴミがカラスを呼ぶ最大の原因」だと理解しているということです。なので、エサ源を断つゴミ対策には公的な支援が用意されているんです。

ケース2:電柱・電線にできた巣

電柱や電線にカラスが巣を作った場合の連絡先は、市役所ではなく電力会社です。

電柱は電力会社の設備であり、巣の金属製ハンガーなどが停電を引き起こすこともあるため、各地の電力会社が撤去に対応しています。

たとえば関東エリアであれば東京電力パワーグリッドが窓口になります。市役所に電話しても「電柱の管理者にご連絡ください」と案内されるだけで、市では対応しないのが一般的です

出典:葛飾区「電柱にカラスが巣を作っているのですが、どこへ相談すればいいですか。」

ケース3:自宅の敷地・ベランダなど私有地

自宅の庭木やベランダなど私有地にできた巣は、土地・建物の所有者が自分で対応するのが原則です。市役所は民有地の巣の撤去は行いません

ここで注意したいのが、巣の中に卵やヒナがいる場合です。

この状態で勝手に撤去すると法律違反になるため、まずは市区町村の環境課や農林課に相談し、必要な手続きを確認する必要があります。

ここまで読んで、「自分で何とかするのは難しそう」と感じた方は、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会にご相談ください。

当協会には、カラス駆除の実績が豊富な業者が所属していますので、一度当協会までご相談ください。

カラス被害を市役所に相談する正しい手順と伝えるべきこと

カラス被害を市役所に相談する正しい手順と伝えるべきこと

市役所に相談するときは、被害状況を整理してから、環境課や生活環境課などの担当窓口に連絡するのが正しい流れです。有害鳥獣に関する権限は市町村に委譲されていることが多いため、都道府県ではなく市区町村役場が窓口になります。 具体的には、次の順で進めると話がスムーズです。

  • 被害の場所・内容・時期をメモにまとめる

  • 市区町村の「環境課」「生活環境課」「農政課」などに電話する

  • 防鳥グッズの貸与や、許可申請が必要かどうかを確認する

  • 私有地の駆除が必要な場合は、対応できる業者を紹介してもらえるか尋ねる

カラス駆除を役所に相談する前に整理しておくべき情報

相談前に被害の詳細を整理しておくと、市役所も的確に案内できます。次の項目を控えておきましょう。

  • 被害の場所(自宅の敷地内か、ゴミ集積所などの公共の場所か)

  • 被害の内容(ゴミ荒らし、威嚇・攻撃、鳴き声、フン害など)

  • 巣の有無と、卵やヒナがいそうかどうか

  • 被害が続いている期間や時間帯

カラス駆除はどこに頼めばいい?依頼先の比較と費用相場

市役所が動けない私有地の被害は、専門の駆除業者に依頼するのが現実的です。

巣の撤去はおよそ2万〜3万円、防鳥ネットやワイヤーなどの忌避対策を含めると1.5万〜10万円程度が費用相場の目安になります。ただし、状況に応じて10万円を超えることもあります。

出典:千葉市「カラス被害に関するQ&A」

金額に差分があるのは、巣の高さや作業場所、被害の規模で作業内容が変わるためです。
高所作業では足場代が別途かかることもあります。

被害が広がってからでは手間も費用も膨らみやすいので、早めの相談ほど負担を抑えやすいといえます。

カラス駆除の対応先を比較

カラス被害への対応は、大きく3つに分けられます。それぞれ向き・不向きがあります。

  • 自力対策:費用は抑えられるが、繁殖期の攻撃リスクや高所作業の危険があり、効果も限定的

  • 市役所への相談:無料で情報・許可申請・防鳥ネット貸与などの支援を受けられるが、駆除作業そのものはしてもらえない

  • 専門業者への依頼:費用はかかるが、許可申請の代行から施工・再発防止までを安全に任せられる

インターネットでカラス駆除を行ってくれる業者を探そうとして、悪徳業者にひっかからないようにしてください。近年、害虫駆除や害獣駆除での高額請求被害が増加していますので、信頼できる業者を様々な観点から精査してから依頼することをおすすめします。

この記事のまとめ

市役所は、カラスの駆除や私有地の巣の撤去を代行してくれるわけではなく、相談受付・情報提供・許可申請の窓口・防鳥ネットの貸与といったサポート役です。

カラス駆除や対策に対して、少しでも不安があれば、自己判断で手を出す前にプロに相談してみてください。 

どこの駆除会社に相談すればいいかわからないという方は、一度、当協会にご相談ください。