2026/5/25
イタチ駆除
イタチ駆除に免許は必要?必要な免許と許可を徹底解説

イタチの捕獲・駆除には「わな猟免許などの狩猟免許」と「自治体からの捕獲許可」の両方が必要です。さらに、メスのイタチについては免許や許可を持っていても捕獲が禁止されています。
本記事では、「イタチ駆除に必要な免許の種類」をはじめ、「自治体への許可申請の流れ」「免許がなくてもできる合法的な対策」などを、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会が解説していきます。
イタチ駆除に免許は必要?必要な許可の全体像
はじめにお伝えすると、イタチの捕獲・殺処分には「狩猟免許(主にわな猟免許)」と「自治体からの捕獲許可」の両方が必要です。

免許と許可は別物であり、片方だけでは合法的な駆除はできないというのが基本ルールです。
イタチは鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)の保護対象に含まれており、家庭内であっても勝手な捕獲はできないんです。
出典:e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
イタチ駆除で必要になる2つの要素
イタチを合法的に捕獲・駆除するためには、以下の2つを揃える必要があります。
狩猟免許(わな猟免許・網猟免許・第一種銃猟免許・第二種銃猟免許のいずれか):罠や網、銃で野生鳥獣を捕獲するための国家資格
自治体からの捕獲許可:被害が発生している地域で実際にイタチを捕獲してよいという個別の認可
「正しい手続きを踏めば対応できる」というのが正確なところですが、手続きには一定の時間と労力がかかるのが現実であり、個人で取得しようとする人はまずいません。
免許や資格を保有した専門の駆除会社にイタチ駆除を依頼したいとという方は、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会にご相談ください。審査に通過したイタチ駆除に強い会社をご紹介いたします。
免許不要でできる対策もある
ここで知っていただきたいのは、忌避剤による追い出しや侵入経路の封鎖、光や音による追い払いといった対策は免許も許可も不要で実施できるということです。
捕獲・殺傷を伴わない対策については、誰でも合法的に行えるんです。 このあたりは後ほどのセクションで詳しく解説していきます。
なぜイタチ駆除に免許が必要なのか?鳥獣保護管理法の仕組み
イタチは鳥獣保護管理法で保護された野生動物であり、許可なく捕獲・殺傷することは違法行為にあたります。これがイタチ駆除に免許と許可が必要な根本的な理由なんです。

「イタチは害獣なのに、なぜ守られているの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、鳥獣保護管理法は害獣・益獣の区別なく、日本に生息するすべての野生鳥獣を対象に「生態系のバランスを守る」ことを目的として制定されている法律です。
無許可で捕獲した場合の罰則
許可なくイタチを捕獲・殺傷した場合の罰則は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。違法に捕獲した鳥獣の飼育・販売についても、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金の対象となります。
出典:e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
この罰則の重さが意味するのは、軽い気持ちで罠を仕掛けることが極めてリスクの高い行為であるということなんです。「家のイタチくらい大丈夫だろう」と感じる方もいるかもしれませんが、日本は法治国家であり、家屋に侵入してきたイタチであっても無許可の捕獲は法律違反になります。
イタチ駆除に必要な「わな猟免許」とは
イタチを罠で捕獲する場合に必要になるのが「わな猟免許」です。狩猟免許には4種類ありますが、家庭でのイタチ駆除では銃を使うことが現実的ではないため、わな猟免許が最も実用的な選択肢といえます。 それでは、狩猟免許の全体像から確認していきましょう。
狩猟免許の4種類と用途
狩猟免許は使用する猟具によって以下の4種類に分かれています。
第一種銃猟免許:散弾銃やライフル銃を使う狩猟で必要な免許
第二種銃猟免許:空気銃を使う狩猟で必要な免許
わな猟免許:はこわな・くくりわななどの罠を使う狩猟で必要な免許
網猟免許:むそう網・はり網などの網を使う狩猟で必要な免許
イタチのような小型獣を住宅周辺で捕獲する場合、銃猟や網猟は現実的ではなく、わな猟免許が選ばれることがほとんどです。
わな猟免許の取得方法と費用
わな猟免許の取得には、住所地の都道府県知事が実施する狩猟免許試験への合格が必要です。試験は知識試験・適性試験・技能試験の3種類で構成されており、知識試験・技能試験は70%以上の得点、適性試験は基準を満たすことが合格条件となります。
申請手数料は1種類につき5,200円で、既に他の狩猟免許を持っている場合は3,900円です。さらに、申請時には医師の診断書(統合失調症や麻薬中毒等でないことの証明)と所定サイズの写真の提出が必要になります。
わな猟免許取得までのスケジュール感
わな猟免許の取得には、申請から免許交付まで最低でも数か月程度の期間がかかります。事前講習会の受講、試験申請書類の準備、試験日までの待機、合格後の免許交付手続きとステップが複数あるためです。
率直にお話すると、「天井裏でイタチが暴れているので今すぐ何とかしたい」という方にとって、免許取得は現実的な解決策にはなりにくいというのが実情なんです。シロアリ被害と同じく、イタチ被害も時間とともに進行するため、悠長に免許取得を待っている余裕はないケースがほとんどです。
自治体への「捕獲許可」申請の流れ
わな猟免許を持っていても、すぐにイタチを捕獲できるわけではありません。
実際の捕獲にあたっては、被害が発生している地域の自治体(または地方環境事務所)から「鳥獣の捕獲等の許可」を別途取得する必要があります。
また、「免許」と「許可」は別物である点も理解しておく必要があります。免許は罠を扱える資格、許可は具体的にイタチを捕獲してよいという個別の認可、というイメージで理解するとわかりやすいです。

捕獲許可申請に必要なもの
捕獲許可申請の際には、以下の情報を申請書類に記載する必要があります。
捕獲の目的(生活環境被害、農業被害、生態系保全など)
捕獲する鳥獣の種類と数
使用する猟具の種類(はこわななど)
捕獲を実施する場所と期間
捕獲後の処分方法
申請内容を自治体が審査し、適正と判断されれば許可証が発行される流れになります。詳しい手続きは自治体ごとに異なりますので、まずはお住まいの市区町村役場の環境課や農林課に電話で確認してみてください。
許可申請から実際の捕獲までにかかる期間
申請から許可までの期間は自治体や被害状況により異なりますが、書類の準備から審査完了まで数週間程度かかることが少なくありません。
書類提出後の補正依頼や追加の現地調査が入ると、さらに時間がかかるケースもあります。 「申請してから許可が下りるまでの間にも、イタチは天井裏で繁殖を進めるかもしれない」というのが現実問題としてあるんです。
ここまで読んで、「免許と許可の手続きをしている時間がない」と感じた方は、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会にご相談ください。当協会は、必要な免許保有業者が在籍しており、自治体への捕獲許可申請の代行も含めて対応いたします。
メスのイタチは免許があっても捕獲できない
ここでもう一つ重要な事実をお伝えします。実は、メスのイタチは免許や許可を持っていても狩猟・捕獲が原則として認められていないんです。
ご存じない方も多いと思いますが、メスのイタチは「非狩猟獣」に該当する扱いとなっており、狩猟期間中であっても捕獲は禁止されています。
理由は、イタチのメスは年に1回4〜5匹の子を産むという繁殖の中心的存在であり、メスを捕獲することで個体数が急減しやすいためです。
生態系全体への影響を抑えるため、メスの保護がとくに重視されているというわけです。 ここに、自力捕獲の最大の落とし穴があるんです。罠にかかったイタチがオスかメスかを見分けるのは、専門知識のない一般の方には極めて困難なのが実情です。「捕まえたらメスだった」というケースで放置すれば、再侵入のリスクが残りますし、誤った処分をすれば法律違反になります。
現場で性別を即座に判別するのは経験を積んだ駆除のプロでないと難しいといえます。
免許がなくてもできるイタチ対策とは?
忌避剤による追い出し、侵入経路の封鎖、光や音による追い払いは、免許・許可なしで合法的に実施できるイタチ対策です。捕獲・殺傷を伴わない方法であれば、誰でもすぐに取り組めるんです。 具体的な方法を順番に見ていきましょう。

忌避剤による追い出し
イタチが嫌う匂いを発する忌避剤を使って、イタチを家から追い出す方法です。固形タイプ・線香タイプ・スプレータイプなどさまざまな製品があり、効果の持続期間は約2か月程度といわれています。
木酢液・漂白剤・酢といった身近な刺激臭もイタチの嗅覚を刺激するため、応急処置として使われることがあります。
ただ、忌避剤だけでは根本解決にならないというのが現実です。追い出したあとに侵入経路を塞がなければ、効果が切れたタイミングで再び戻ってくる可能性が高いんです。
侵入経路の封鎖
イタチは体が非常に細長く、わずか3cm程度の隙間でも侵入できる動物です。屋根の隙間、換気口、配管の貫通部、軒下の通気口など、想像以上に多くの侵入口が存在します。 ネズミ駆除と同じく、目に見える穴だけを塞いでも、見落とした別の侵入口から戻ってくるケースがほとんどです。
当協会で対応した現場でも、「ホームセンターで買った金網で塞いだが効果がなかった」というご相談を数多く受けてきました。 確実に封鎖するには、家屋全体を点検したうえで隙間という隙間を金網やパンチングメタルで埋めていく必要があります。
光・音による追い払い
イタチは強い光や大きな音を嫌う習性があるため、点滅ライトや超音波装置による追い払いも一定の効果があるとされています。クリスマス用の電飾を屋根裏に設置するといった方法も知られています。
ただ、あくまで侵入経路封鎖までの「つなぎ」の対策と考えるのがリアルなところです。
自分で駆除する場合と業者依頼を比較
イタチ対策を自力で行う場合と業者に依頼する場合のメリット・デメリットを整理しておきましょう。判断軸が明確になれば、ご自身の状況に合った選択ができるはずです。
自力駆除のメリットと限界
自力での対策には以下のような特徴があります。
メリット:忌避剤や封鎖材料の費用のみ(数千円〜2万円程度)で済む。すぐに着手できる
デメリット:捕獲には免許と許可が必要で取得まで数か月かかる。メスは捕獲できない。再侵入リスクが高い。屋根裏など高所作業のリスクがある
「費用を抑えたい」という気持ちはよくわかりますが、実態としては自力対策で完全解決に至るケースは多くないというのが現場感覚なんです。
専門業者に依頼するメリット
専門業者に依頼するメリットは、必要な免許・許可の保有、捕獲許可申請の代行、追い出しから清掃・封鎖・消毒までのワンストップ対応にあります。
施工後の保証期間を設けている業者であれば、再侵入時の再施工も含めて対応してもらえます。
費用面の懸念はあると思いますが、家族の健康や住まいの衛生を守るためには必要な投資と考えるべきでしょう。
まとめ
それでは、この記事のまとめです。
イタチの捕獲・殺処分には「わな猟免許などの狩猟免許」と「自治体からの捕獲許可」の両方が必要で、無許可で捕獲すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
自力での合法的駆除はみなさんが思うよりずっとハードルが高いんです。
忌避剤による追い出しや侵入経路の封鎖、光や音による追い払いといった対策は免許なしで合法的に実施できますが、これらの対策だけで完全解決に至るケースは少なく、捕獲を含む根本対策にはやはり専門業者の力が必要になるのが現実です。
「天井裏で物音がする」「獣臭がする」など少しでも気になる症状があれば、まずは専門業者の現地調査を活用してみてください。
一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会は、全国の害虫・害獣駆除会社の技術向上に取り組んでおり、審査に通過した優良なイタチ駆除会社が所属していますので、 どこの駆除会社に相談すればいいかわからないという場合は、当協会までお問い合わせください。
CONTACT
"ハズレなし"の駆除会社選びを
害獣・害鳥・害虫すべてに対応。
被害状況に応じて最適な駆除会社をご紹介します。
