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イタチは凶暴なのか?襲ってくる条件やペットが危ない理由 

2026/9/23

  • イタチ駆除

イタチは凶暴なのか?襲ってくる条件やペットが危ない理由 

イタチは一般に自分から人を攻撃しにくい動物ですが、触れようとしたり、不用意に近づいたり、無理に追い払ったりすると、噛みつきや引っかきによるけがのおそれがあります。
特に注意すべきなのは、人ではなく家のペットや家畜のほうです。

この記事では、「イタチが人に向かってくる条件」をはじめ、「なぜペットのほうが危ないのか」や「噛まれたときに本当に注意すべきこと」まで、一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会が解説していきます。

イタチに不用意に近づいたり、追い詰めたりしない

イタチが人にけがをさせるおそれがあるのは、触れようとしたり、不用意に近づいたり、無理に追い払ったりする場面です。

大阪府枚方市が公開しているイタチ対策のページで、「自分から人に攻撃してくることはありません」としたうえで、触ると噛まれたり引っかかれたりするおそれがあると案内しています。

参考:大阪府枚方市「イタチについて」

イタチが人にけがをさせるおそれがある場面

普段から人を追って攻撃するとは限りませんが、こちらの行動に反応して防衛的な行動を取ることがあります。特に注意したい場面は4つです。

  • 触ろうとした、または素手で捕まえようとした

  • 部屋や物陰で逃げ道をふさいだ

  • 捕獲器に入った個体に手を出した

  • 子育て中の時期や場所に近づいた

イタチが防衛的になる4つの場面

はじめの1つは、公的機関が名指しで禁じています。
大阪府大東市は「イタチについて」で「不用意に近づくと怪我をする恐れがあります」としています。
出典:大東市「イタチについて」

二つ目の、逃げ道をふさぐのも、この「無理に追い払う」の延長です。
四つ目の「子育て中」とはいつなのかというと、繁殖期は4月頃から8月頃で年に1回5~6頭を出産するとされています。

警戒する期間は春先の数週間ではなく、夏の終わりまで続きます。
屋根裏や天井裏で足音や鳴き声が聞こえる場合、家の上で子育てをしている可能性があるので、こういった環境に無防備に突撃して追い払おうとすると襲ってくる危険性があります。

イタチに逃げ場を作らない状態で天井裏や屋根裏で対峙するのはやめるようにしてください。これは2つ目の条件そのものです。
逆に、たまたま庭で遭遇したり、道などの外で遭遇した場合は距離が保たれている限り、イタチの側に攻撃する理由はないので必要以上に警戒する必要はありません。

ですので、「イタチは狂暴なのか?」という質問に対しては、「普段から狂暴なわけではないが、イタチが威嚇や攻撃を必要と判断した場面では狂暴になりうる」という答えになります。

イタチは自分より大きな動物を殺せるという事実はある

凶暴なわけではないでも攻撃力はあなどれない

イタチはベースが狂暴なわけではありませんが、「攻撃力」という点では侮れません。

イタチの体重は、いちばん大きなチョウセンイタチのオスでも800グラムほどしかありませんが、鶏やウサギは殺されます。

イタチは「カエル・ネズミ類・鳥・昆虫類・甲殻類・魚類」を捕らえて食べるとされており、自分のより大きい動物も殺して食します。過去には、鶏舎が被害にあったケースもあります。
なので、普段から狂暴なわけではないけど、生き物として生存するために、他の動物を捕らえて食べることができるほどに攻撃力は持っていると理解してください。

人よりペットのほうが危ない理由と対策

イタチは鳥類や魚類を食べることがあります。屋外で飼っている小鳥や観賞魚は、状況によっては被害を受ける可能性があります。そう聞くと、「ペットを飼っていて不安なんだけど」と思う人も多いと思います。

成犬や成猫を通常の獲物とみなすとは限りません。ただし、体格や年齢、屋外での接触状況によってリスクは変わります。小型のペットや幼い個体も含め、イタチと接触させないようにしてください。

直接の咬傷だけでなく、ノミ・ダニなどの衛生的な問題にも注意が必要です。

イタチはマダニやノミなど寄生虫を保有している可能性があり、どちらかというとこちらの方が厄介です。

人よりペットが危ない

対策としては、イタチが家の中に侵入してくる隙間を塞ぐことです。
農林水産省のマニュアルは「特にカラダの小さいシベリアイタチは3cm程の穴や隙間からでも侵入するため、建物内該当箇所全てを封鎖する必要がある」としています。

金網で囲っていても、網の目が粗ければ侵入されるおそれがあります。3センチ未満を目安に、侵入できる穴や隙間をすべて塞いでください。

また、ペットを飼っている家では、ペットフードなどを放置せず、餌になり得るものを散乱させないことも、住み着きにくい環境づくりの一つです。侵入防止の中心は、隙間を確実に塞ぐことです。

可能性は低いですが、万が一襲われた場合は、 傷が小さく見えても、動物病院で診てもらってください。

イタチに噛まれたら狂犬病になるのか?

厚生労働省は、日本国内では狂犬病が発生していないため感染の心配はないとしています。


厚生労働省は「狂犬病に関するQ&A」で「日本国内の場合、狂犬病は発生していないので感染の心配はありません」としています。国内で最後に確認されたのは人で1956年、動物で1957年。以降の4例は、いずれも海外で犬に咬まれた輸入例です。
出典:厚生労働省「狂犬病に関するQ&A」

強いているなら破傷風には気を付けてください。
破傷風とは、傷口から入った菌が出す毒素で全身の筋肉がこわばる病気です。国立健康危機管理研究機構の資料によると、潜伏期は3〜21日、平均10日。全身性の破傷風は致死率が10〜20%で、国内の届出は年間約100例、死亡は年間5〜9人と報告されています。

ケースとしては少ないですが、万が一傷つけられた場合は、創部を洗浄し、泥や異物等を取り除いて医師に相談してください。

また、先ほどお話したようにマダニとノミの被害は結構起きます。イタチが屋根裏や天井裏に住み着いていると、家の中にダニやノミが降りてきて刺され始めます。どちらかというと、こちらの方が現実的に起きうる問題です。

【状況別】イタチへの対処方法

ここから、イタチへの対処方法を説明していきます。イタチへの対処は、家がどの段階にあるかで別のものになり、見かけただけの家とすでに被害が出た家ではやることが変わります。

状況別イタチへの対処方法

庭や屋根の上で見かけただけの場合

見かけただけの段階でまずやるべきなのは、家の周りに侵入口となる隙間が空いていないか、天井にシミのようなものがないか、家の上のほうから音がしないかを確認することです。

これらに心当たりがある場合は、何らかの動物が家に入り込んでいる可能性があります。その後も音、糞尿、シミなどが続かない場合は、すぐに捕獲などを行わず、定期的に家の周りを確認してください。

屋根裏で音がしている場合

屋根裏で音がしている場合は、イタチを含む何らかの動物が侵入している可能性があります。音だけでは種類や住み着いているかどうかを断定できないため、糞や足跡、侵入口なども確認してください。


イタチであることが確認され、被害が続く場合は、まず追い出しを試し、完全に外へ出たことを確認してから侵入口を封鎖します。捕獲が必要な場合は、自治体の鳥獣担当窓口に相談し、必要な手続きを確認してください。

家の中で鉢合わせた場合

万が一家の中で鉢合わせたときにいちばん大事なのは、追い立てることより先に、外へ出られる道を1本つくることです。

  • 庭や道路に面した窓や戸を開ける

  • 自分は出口から遠い側へ下がる

  • 部屋のドアを閉め切らない

  • 棒や掃除機で追い立てない

イタチの逃げ場を作らずに追い詰めてしまうと、イタチは人を襲う可能性があります。

イタチを無許可で捕獲・殺傷することはできない

イタチは家やペットに害をもたらすことがありますが、無許可で捕獲・殺傷することは、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)により原則として禁止されています。ただし、狩猟や許可捕獲には例外があります。一般の家屋被害対策では、まず自治体の鳥獣担当窓口に確認してください。

業者に断られた家でも、自治体が捕獲器を貸し出している場合があり、そこが次の相談先です。 ただし、借りる前に前提があります。

家屋被害対策のために捕獲が必要な場合は、地域の鳥獣担当窓口に相談し、指定された許可手続きを行ってください。許可権者や申請先は地域によって異なります。

ですので、基本的には追い出しと侵入口の封鎖を組み合わせて対応します。追い出した後も再び侵入する可能性があるため、イタチが外へ出たことを確認してから隙間を塞ぐことが大切です。

無許可で自分で捕獲・殺傷することはできません。捕獲が必要な場合は、法令に基づく許可・従事体制を確認したうえで、駆除会社に依頼する方法もあります。

どこの業者に相談すればいいかわからないという人は、イタチ駆除に強い会社が多く所属している一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会までご相談ください。

なお、お金をかけずに自分でなんとかしたいという人は、自治体の案内に従って捕獲の許可を得て、捕獲器を借りて対応するという人も中にはいます。

この捕獲器の貸出制度は全国一律ではありません。お住まいの市区町村の環境課や生活衛生課へ、制度の有無を聞いてみてください。くれぐれも捕まえた個体には、素手で触らないようにしてください。

おわりに

イタチは性格的に凶暴というわけではありませんが、触れようとしたり、不用意に近づいたり、無理に追い払ったりすると、けがをするおそれがあります。
ただし、色んな動物を雑食的に食べるので、ペットがいる家は特に注意深く対処した方がいいです。

一般社団法人全国鳥獣害・衛生防除協会は、イタチ駆除の技術向上に取り組んでおり、審査に通過した優良な駆除会社のみが加盟しています。イタチをどうにかしたいという人は、一度当協会まで気軽にご連絡ください。

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